ワイヤレスを使用するときに必ず気になるのが音痩せの問題。
Line6のRelay G30がコスパもよく音痩せが少ないと評判ですが、今回はその音痩せ対策を紹介します。
Relay G30とは?
LINE6というメーカーから発売されているワイヤレス機器です。
30m先まで送受信可能になっており、ケーブルトーンを調整することで、ケーブルによる音質劣化も再現してくれます。
音痩せを抑えるためのポイント
音痩せを抑えるためのポイントは3つ。
効果の大きいものから、
- トランスミッターに繋ぐシールドの変更
- ケーブルトーンは0に設定
- レシーバーのアダプター変更
の3つです。
トランスミッターに繋ぐシールドの変更
ワイヤレスを使用するときに音痩せの原因になるのは、トランスミッターからレシーバーまでの通信部分だけではありません。
楽器本体からトランスミッターまでのシールドでも発生します。
付属のシールドを何の疑問も持たずにそのまま使用する人もいますが、この部分を変更するだけで音がかなり変わります。
ケーブルトーンは0に設定
ケーブルトーンは、ケーブルによる音質の変化をシュミレートする機能です。
要はケーブルによる音質劣化の再現なので、わざわざONの状態にするという人は少ないでしょう。
使った方の音が好きという人もいるでしょうし、きちんと音質変化を確認した上で使用しましょう。
アダプター変更
気にしたことすら無いという人もいるでしょうが、アダプターの変更で音質が変わります。
使用するアダプターの種類によって変化が異なる上に、ヘッドフォンで確認しないとわかりにくいので少し面倒です。
私は付属のアダプターを手持ちのアダプター数種類で比較しましたが、その中で良かったのは『AC/DC STATIONⅡ』に『12Vアダプター』の組み合わせでした。
現在はⅣが販売されていますね。
これらを実践してみて…
私は始めてG30を使用したときに「音痩せが少ないと言われているワイヤレスですらこれか?!」と思いました。
なのでその音痩せ対策として工夫した結果が、これらのポイントとなります。
通常のシールドを使用した時を10とすると、付属セットをそのまま使用したときが6、紹介したポイントを実践後は9.5くらいでしょうか。
ここまできたらヘッドフォンで比較しないとほぼ変わらないレベルです。
「結局音痩せしてるのかよ!」と思うかもしれないですが、『シールド1本』と『シールド2本、トランスミッター、レシーバー』を経由しているものの比較ですからね。ここまで抑えれたら十分でしょう。
ちなみにギターとベース両方で比較しましたが、どちらもシールド使用時とほぼ同じレベルです。
G30に対しておこなえる音痩せ対策は紹介した3つ。
あとは改造するくらいのものでしょうが、シールドとアダプターの変更なら手持ちを使用すれば出費もかかりません。
自分の工夫次第です。
そういえばトランスミッターを固定するホルダーはTH-200Mが良い感じです。
⇒サウンドハウスでTH-200Mを見る
コメント